日常生活における摩擦をノイズにして撒き散らし続けるLowとMogwaiの新譜
Lowの新譜が相変わらず良いのです。
(*下記リンクはApple Musicへのリンクとして音源紹介目的で貼っています。踏んでも筆者には1円も入りません。)
music.apple.comh90年代から活躍するミネソタ出身の男女デュオ。スロウコアのムーブメントから出てきて今でもコンスタントに新作を出してる貴重な存在になりつつあると思います。歪んだ音像の下のレイヤーにはポップなメロディが流れていて、そのどちらにも振り切れないのがいい。スピリチュアライズドに通じる瞬間もある。筆者はこういう音を聞いていないと日常生活をやりすごせないのです。ひょっとしたら日常的にヘビメタを聴いてるおっさんと同じ精神構造なのかもしれない。クソッタレな日常からの捌け口として機能しているのですよ。
Lowの前作"Double Negative"は筆者の2018年度の年間ベスト3。(1位は同点でSOPHIE "Oil of Every Peal's Un-insides"、Yves Tumor "Safe in the Hands of Love")
music.apple.com元々はこの静謐なクリスマスアルバムを聞いたことがきっかけでこのバンドのファンになったのです。このアルバムはこれからの時期、ぜひ聴いて欲しい一枚。
music.apple.comこの人たちのライブはまだ見たことがないのでフェスに是非よんでほしい。シューゲイザー好きの人たちはこういうのは聞かないの?ちゃんと聞いてほしい。笑
2枚目の新譜はモグワイ。
この人たちもコンスタントに良作を発表してるのですが、最近話題になることは滅多になくなりましたね。もったいない。
music.apple.comこの新譜は4曲目のボーカル入りRitchie Sacramentoで一旦ピークをつけた後も至福の音が舞い降り、ラストに向けてビルドアップしていくという構成です。
モグワイはフジロックで一時期毎年のように見てたのですが、最近はコロナもあってめっきり見なくなってしまいました。久々に秋風の吹き荒ぶホワイトステージで見てみたい。
・・単にフェスロスなだけかもしれません。